～良心的であること～

戦後の日本、敗戦から総力を挙げて、日本中の人達の尽力により素晴らしいお国復興を成し遂げた。戦争を知らない私は、幼少のころから凄まじく発展していく日本を目の当たりにしてきた。親の働く姿やそのまた先祖の苦労話を聞く中で、自分はその恩恵をいただいていることを身に染みながら感謝の思いを胸に生きてきた。

かつて日本は神の国といわれるほどに、文化や礼儀作法、倫理観を持ち合わせた素晴らしい能力を兼ね備えて伝統を守ってきている「良心的な国」だと自負している。

ある雑誌に「良心的な人というのは、とてもまめで、責任感が強く、計画的であり、困難を目の前にしても、懸命に努力することができて、衝動的な行動を抑えることができる」と書かれていた。また、心理学者のブレント・ロバート氏は「良心的な人の多くは、目標志向が強く、清潔さがあり、規則と規範に従い、計画的である」と、つまり、確実に成功者になれる性格、それは「良心的であること」だと書かれていた。

近年の日本は、他国の人たちの往来や永住する人が増え、明らかに日本は変化している。悲しいかなこのまま日本はどうなっていくのだろうかと危機感を覚える。

「良心的である」本来もつ日本人の心をなんとか失わないように無くさないようにと願うこの頃である。