種なしブドウは最初から種がないのではない。
栽培の課程で受粉の代わりに房に植物ホルモンの農薬に浸すことで果肉が肥大して種がなくなるのだそうだ。
消費者が好むからと技術を駆使した結果なのだと言う。
しかし、ブドウにとっては種は子孫を残すために必要なはずなのだ。
美味しい果肉で誘って、鳥や動物に遠くに種を運んでもらい、繁殖させてもらうためにある。
我々人間のためにだけ自然が自然でなくなる…
本来自然の一部である人間が便利さだけを追求することで、厳しい現実を受け入れていく人間としての「生きる力」が衰えていくのではないかと思うのである。
用意され過ぎた環境は乗り越える力も削いでしまう。
これから未来を託す子ども達よ!どうか生きる力を養ってほしいと願う。
「苦難が有るからこそ有り難い」そう思える経験こそが力になるのだから。
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