仏教に、四苦八苦からは逃れられないという教えがある。
四苦は「生病老死」、八苦は、愛する人と別れる苦しみ、嫌な人と会わなくてはならない苦しみ、求めるものが得られない苦しみ、心身から生じる苦しみだという。
人は考える動物で、ついつい過去の失敗や将来の不安を考える。
そして、こういった苦しみから逃れられたなら幸福になれると思っている。
確かにそうであろうが、生きている限り、苦しみはなくならないし試練は次々と起き沸くのが常である。
しかし、ここで考えを変えてみるのだ。求め心を出さずに受け入れる生き方である。
過去は変えられないが考えは変えられる。
起き沸いたことを受け入れて、「まず何ができるのか」現実的に考えて行っていく。
また、起きてもない事への不安に駆られそうになったら、「考えても仕方ない」と心を楽にしてやる。
このようなパワフルな考えができたならば、きっと、全てが自分を成長させてくれるための経験なのだと「感謝」する自分に出合えるはずだ。
私は、これまでの人生で色々な経験をしてきた。
そのとき時を思い出す度に全てが繋がっている今を感じる。
偶然ではない必然がそこにはあったのだと感謝する今がある(合掌)。
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