様々な経験から様々な感情と向き合って生きて来られた方にお会いさせていただく。
そのたびに、その方をわかりたい、知りたい、聴かせていただきたいと無我夢中になる。
一生懸命生きている目の前のその方に感動と学びを頂く。
有り難いと感謝する。
生きることは学びだと思っている。
全ての人がいろいろな境地の中で精一杯生きているのだ。
ただ、ひとつ思うことは、悩んでいるときというのは、ちょっと目線や思いを変えてみる発想が思いつかない時なのかも知れない。
なぜならできることをしようとしないで、出来ない事をしようとして立ち止まっているからだ。
もったいないのである。
できることをまずやってみようと動くと・・・心も動くのである。
やれることに気づくことである。
行動するなのだ。
スタートしなければゴールはないという言葉がある。
必ず道は開ける。
道は自分で築きあげていくものだから。
「時として怒り、時として悲しみ、されど太陽はいつも上にある」
小さい頃、母に連れられて病院の診察に出かけたことがあった。
ひとりでは行けることもなく、母の姿を見失わないように必死でついて行ったが、町中を歩いていたときに前に居るはずの母の姿はなくはぐれてしまったのである。
知らない町中を動きようもなくひとりぼっちになった恐怖からその場にうずくまって顔を手で隠しながら恐怖と悲しさで泣いていた。
そして、しばらくしたその時に突然頭を平手打ちされた。
私は、痛さと驚きで頭を上げた。
母である。
いきなり「どこにいってたぁ!!」と怖い顔で責められたのである。
理不尽である。
しかし、言い訳もできず、手をおもいっきり引っ張られ目的であった病院にいったのであろう。
私の記憶はその場で消えている。
その記憶だけは今も鮮明である。
怖かった。悲しかった。痛かった。悔しかった。
そんな思い出は数あれど大きな愛を頂いていることに思いを馳せる。
雨や曇り、風の日、嵐の日があったとしても、折られようが、踏みつぶされようが、流されようが、その上には太陽がいつもあるのだ。
そんなことを思うこの頃である。
和歌山カウンセリングルーム
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