心のふるさと

今年の夏にふるさとの花火大会に行ってきた。

日本の3大花火に評されるだけあり、それはそれは素晴らしいものであった。

13年前に人生の岐路に立ち、今の人生を歩みだせたのは、心のふるさとを持っていたからと自負する。

私が尊敬する先生が「箱庭の世界でこころのふるさとを持っている人はとても素晴らしいことなのよ」って言って下さったことがあった。

どこかで「一人じゃない」「一人でも平気」「常にあの場所があるから」と思える。

幼少期にいつも遊んだ近くの神社の境内には、必ず友だちがいてどこからともなくいつからともなくみんなで遊んだ。

幼少期はいつも周りには友達がいた。帰る家があった・・・。

私の心の中には四季折々の楽しかった思い出がいっぱい詰まっている。

しかし、今の時代をのぞいてみると・・・近くの公園や境内では子ども達の姿が消えてない。

夜遅くまで塾の明かりがついている。

携帯ゲームを片手に画面とにらめっこしている子ども達・・・。

この子達が成長して大人になったとき果たして「心のふるさと」を持っているだろうか・・・。

あるといいのだが。

どうも自分の立ち位置がわからなくてどう動いていったらよいのかわからない大人が増えているように思えて仕方ない。

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