この頃、特に思うことがある。
子離れできない親御さんである。
特にこのお仕事をさせていただいているせいなのかと思いつつ、親離れできていないことすら気付けないで不安症にさいなまれているいわゆる子どもが多い。
社会にでたときに、ものごとを自分中心に考えて、まとめて、判断して、決断を下すという作業ができないのである。
(親に)言われるままに生きてきた子どもが、一人前になれないまま社会にでても、身についていない経験は学習のしようがない。
そうなると、結局安心と思わせてしまう親の支配に入ってしまうのである。
「ほらやっぱり私がいなきゃだめでしょ。」と親は思うし、「やっぱり私ってだめ。」と子は思う。
勝手なことをしたことで責め立てられる恐怖が脳を支配する。
一人前に社会で生きるすべを見いださせる役目は親にある。
しかし、気づけない親であれば、社会にでて怒濤に迷っている子どもがレジリエンスを身につけて親を乗り越えてほしい。
当ルームで行うレジリエンスプログラムはそんな人のためになるはずだ。
一人でも多くの方に知ってほしいと切に思うこの頃である。