「非認知能力」とは?
「学びに向かう力や姿勢」をいう。目標や意欲、趣味、関心をもち、粘り強く、仲間と協調して取り組む力や姿勢を育むことが重要だということである。
近年、日本だけではなく、世界中で研究が進みその重要性は認識されている。欧米では、幼児期の読み書きなどの知的教育の効果は一時的なものに過ぎず長続きしないことが明らかになり、認知能力の土台である非認知能力がクロ-ズアップされ、幼児期から小学校低学年に育成するのが効果的という研究成果も注目されている。
意欲や関心をもって粘り強く取り組むと自然に深く考えたり工夫したり創造したりして認知能力が高まる。その結果、達成感や充実感が得られ、「次も頑張ろう」と非認知能力が強化されるのである。こうしたサイクルを意識することで、認知能力と非認知能力は効果的に伸ばせるのである。
子ども達は、例えば段ボールや箱、紙パック、また泥や石、
花や草、落ち葉や木の枝などの素材を考えてなんでも遊びに取り入れたり、おもちゃにできる天才なのだ。そうした意欲や関心を認めながら褒めながら、子ども達との対話を通して、発想を豊かにしたり考えを深められたりできるように、大人側の私達がその担い手となり育んでいきたいものだ。
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