小さいころから近所で、幼稚園、小学校、中学校、高校も一緒。そして、両方がそれぞれ結婚して住んでいる地域も一緒の二人の幼なじみの話である。この二人の違いはただ一つ。一人は思春期に引っ越しせざるを得なくて幼少期から住み慣れた故郷を離れざる負えなかった。もう一人は、引っ越ししたその一人の地域に、偶然にも結婚して越してきたこと。一人はトラウマを抱え、もう一人は幸福感に満ち溢れている。
一人は、叶えられなかった出来事が心の傷となり奥深いところにしまうことになるが、自分の意思が叶えられたならば、それがエネルギーとなり幸福感や満足感に満たされ希望に変わる。思い方ひとつで…
カウンセリングでは、この奥深い心の傷は消えないにしても、それに勝るエネルギーに気づくとか蓄えるとかといった作業が必要になってくる。
誰しも、苦労を背負いながら、懸命に幸せでありたいと生きている。
ふと思う。幸せはあるのではなくて感じるものなんだと。
だから、小さな幸せをたくさん探して感じたいと思うこのごろである。