暑中お見舞い申し上げます。
かつてない疫病で大変なこの時期を遂げようとしている今、恐れを抱かずにはいられません。
目に見えないものが、目に見える世界をいとも簡単に激変させたのです。
私はどうにも辛い時は、藁にもすがる思いで心の中で手をあわせていることに気づきます。
天を仰ぎ、心から祈って、自分がこの状況から切り抜けていけるように祈るのです。
そして、不思議なもので、心の中にどんな状況にあろうとも切り抜けられるはずと心がだんだんと安らいできます。どんな答えを得ようとも、それが自分にとって必要な答えなのだと受け入れられる勇気や覚悟さえ芽生えます。
最後は祈ることしかできない。しかし、どんなに追い詰められたとしても祈ることができる。これほどの安らぎがあるでしょうか。心が安らげば、今、目の前の小さな幸せに気づくことができます。そして、気づけば気づくほど心が明るくなって優しい気持ちになります。
今という瞬間の連続の中に、目の前にある小さな幸せ探しをして希望にかえていきたいものです。