亡くなった母方の祖母がよく「春は木の芽時、生物である人間にもくすぼっていた心や体のいろんな芽が出てくるもんだ。」と教えてくれたのを思い出す。
特に今年の5月には「令和」という新時代の幕開けとなり感慨深いものがある。「平成」の時代半ばに第二の人生をスタートし、平成最後の年に再び人生観についてふと考えるようになった。意図的ではないだけに前意識が呼び起こしてくれたんだろうかと思う。
15年間というもの必死に、楽しくもあり、苦しくもあり、悲しい時もあり、悔しい思いもしたが・・すべてが充実していた。すべてに意味のあることだった。
が、・・・戸惑いが芽生えた。「このままでいいのか」「どこへ向かっているのだ」「向かう先はいったいどこなのだ」と・・・。
「令和」を迎え、少しスピードダウンして心も体もようやく自分の世話ができるように思える。
自分の居心地がよいと思える「居場所」「時間」を探すことで、多少のことに動じない心の安定感が保てるのだなぁと、木の芽どきの今思える自分である。
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