私が中学校の頃、校長先生がよく口にされていた教えである。
田舎町の小さな町に育った私は、この土地が大好きであった。
今でも心にあるこのふるさとは私の宝である。
唱歌に歌わわれる四季折々の風景が私の周りにはあった。
自然のぬくもりを感じながら思春期に教えて頂いたこのことばは私の力となった。
このルームを立ち上げカウンセラーとして10年をむかえた。
師事する先生から「カウンセリングは体でするもの」と教えて頂いた。
つまり、実践してはじめて真の理解に達するというものである。
泳ぎを理屈で理解したからといって泳げるわけではない。
体で実践して始めて理解なのである。
そして、繰り返し実践を続けることで出来るようになるのであるつまり体得するといったことであろうか。
聴かせていただく作業から言葉を通してその人(心、思い)をより深くそしてより広く感じられるようになれているのであろうか・・・
確かにその人が私の中に深くそして広くなっていく感覚が味わえていると感じられる自分がいるように思える。
そう「ように思える」なのである。
心は見えないし深い、言い切れるものは何一つない。
そうなるとまだまだと思える自分に到達するのである。
続ければ続けただけの意味が必ず見いだせよう、何よりも自分の力になる。
ある本に、「継続こそ才能に勝るものはない」(米国大統領カルビン・クーリッジ)とあった。
出会いがまさに学びである。
感謝である。
有り難いものだ。
これからも学べる喜びを胸に続けていきたい。